2024年08月15日

ブレーカー工事が必要な場面や工事業者の選び方とは?詳しく解説

ブレーカー工事が必要な場面や工事業者の選び方とは?詳しく解説

家電製品の増設やリフォームなどで、電気設備を手直しする必要が出てくるかもしれません。その際に欠かせないのがブレーカー工事です。間違った手順で工事を行うと感電の危険もあり、専門の業者に依頼するのが賢明です。今回はブレーカー工事が必要になるケースや工事の種類、信頼できる業者の選び方についてご紹介します。

ブレーカー工事が必要な主な場面

ブレーカー工事が必要な主な場面

ブレーカー工事が必要な主な場面として、以下の3つがあげられます。

 

家電製品を新しく設置する際のブレーカー工事

家電製品を新たに購入し、使用するためには配線工事が必要です。とくに大型の家電製品の場合、既存の電気設備では電力容量が不足することは多くあります。電気製品を安全に使うには、ブレーカーの増設やブレーカーボックスの交換が欠かせません。

具体的にはエアコンや電気温水器、大型テレビなどを新しく設置するなどのケースがあげられます。電気の流れる経路を新たに作る配線工事と併せて、電気容量に合わせたブレーカーの増設が必要不可欠です。

住宅のリフォームに伴うブレーカー取替え

長年使い続けてきた住宅の改装や全面的なリフォームを行う際も、ブレーカー工事が欠かせません。築年数が経過すると電気設備も古くなり、安全性が損なわれてしまいます。リフォームに伴い間取りが変更されたり、高容量の新しい家電を取り入れたりすることで、既存の電気設備の能力を超える可能性があるのです。その際は最新の規格に適合した、新しいブレーカーへの取替えが必要になってきます。

また古くなったブレーカーは経年劣化により絶縁性能が低下するため、長年使っていると事故の危険性が高まります。リフォームの良い機会に、安全性の高い新しいブレーカーへの入れ替え工事を行いましょう。

漏電時やブレーカー故障時の取替え工事

電気設備の中で最も重要な役割を果たすブレーカーですが、長く使い続けるとさまざまなトラブルにも見舞われます。万が一漏電や火災の発生など、重大な事故が起きた場合は、ブレーカー取替えが不可欠です。ブレーカーが故障して電気が遮断できない状況になれば、さらに危険が大きくなります。このような深刻な事態を未然に防ぐには、速やかにブレーカーの交換工事を行いましょう。

ブレーカー工事の種類

ブレーカー工事の種類

ブレーカー工事の主な種類は、以下の3つです。

 

電気容量アップのためのブレーカー増設

新しく大型の家電製品を使用するためには、ブレーカーの増設工事が不可欠です。既存の電気設備では電力容量が不足しているため、新たにブレーカーを増やすことで、電気の流れる経路を確保する必要があります。

ブレーカーを増設する工事は、まず既存のブレーカーボックスに余裕があるかを確認します。空きスペースがある場合は、そこにブレーカーを新設可能です。一方でボックス内に空きがない場合は、ボックス自体の交換をしなければなりません。

増設に際しては、家電製品の消費電力に見合った容量のブレーカー選びが大切です。消費電力に対して余裕のあるブレーカーを選ばないと、トラッキング現象や過熱による火災の危険性が高まります。

古くなったブレーカーの交換工事

年数の経過とともにブレーカーの性能は低下していきます。長期間使い続けると最悪の場合、絶縁不良による感電や火災の危険が高まるのです。そのため定期的な点検を行い、経年劣化が見られれば新品のブレーカーへの取替え工事が求められます。

ブレーカーの取替え工事は、まず古いブレーカーボックスからブレーカーをすべて取り外します。その後新しいブレーカーボックスを設置し、取り外したブレーカーを一つずつ新品のボックスに付け替えるのが主な流れです。

ブレーカーの交換では、安全性が最優先されます。最新の規格に適合した、確かな絶縁性能と遮断性能を備えたブレーカーが最適です。また消費電力に適した容量のブレーカーであることもポイントになります。

新築住宅におけるブレーカー新設工事

新しく建築された住宅では、ブレーカー設備を最初から設置する新設工事が行われます。新築ですと、電気設備はすべてが新しい状態なので、最新の規格を満たした高性能なブレーカーが使用されることになるのです。

ブレーカーの新設では、まず使用する家電製品の種類と数に応じて、必要な回路数を決定します。各回路にブレーカーを割り当て、ブレーカーボックスに収めていきます。ボックスの大きさは設置する回路数によって異なるのです。

設置の際はブレーカーボックスの位置や高さ、分電盤への接続経路なども重要なポイントです。ブレーカーへの接続が適切に行われ、理想的な設置場所となるよう、専門家による新設工事が求められます。

工事業者選びのポイント

工事業者選びのポイントですが、主に以下の3つがあげられます。

確かな実績と高い信頼性がある業者を選ぶ

ブレーカー工事は日常的に行われる作業ではありません。ブレーカーは電気設備の要であり、工事を誤ると重大な事故につながる恐れがあります。そのため工事を任せる業者の実績と信頼性が何よりも重要です。

長年の活動実績があり、作業の信頼性が高い業者であれば、確かな技術力と安全対策がとられています。実際に施工した工事件数が多ければ多いほど、ブレーカー工事に関する経験値も豊富になります。

地元で著名な業者や、メーカーの認定を受けているプロ集団に依頼できれば安心でしょう。実績面でハードルの高い業者を選ぶことが、確実な工事の品質につながります。

工事内容を詳しく記した分かりやすい見積書が大切

ブレーカー工事には、作業工程によっていくつかの種類があり、使用する部材や工賃も変わってきます。業者によって見積りの内容がまちまちでは、適正な金額なのか判断できません。見積書には工事の種類、部材の品番と数量、工賃の内訳などを詳しく記載してあることが重要です。分かりやすい説明が添えられていれば、作業内容を理解しやすくなります。

少しでも見積り内容に不審な点があれば、その場で質問して疑問点を解消しましょう。見積りは工事金額の根拠となるものですから、内容の確認は必須の作業です。

地域に根ざした業者なら対応も良好

ブレーカー工事では、故障時の緊急対応なども考えられます。万が一ブレーカーが作動しなくなった場合、できるだけ早急な対応が求められます。その際に頼りになるのが、地元に拠点を構える業者です。地域密着型の業者は、地元に対する理解度が高く、移動時間も短縮できる点がメリットです。また営業範囲が狭いため、対応エリアの顧客に手厚いフォローを行えます。

地元の顧客の声を反映させてサービス向上に努める業者ほど、きめ細やかで丁寧な対応が期待できます。ブレーカー工事は技術力だけでなく、アフターフォローの体制も重要ですから、地域に根ざした業者の選定が賢明です。

まとめ

ブレーカー工事は家電の新規増設やリフォーム、漏電や老朽化への対応など、さまざまな場面で必要となる電気設備工事です。工事の種類も新設から取替え、増設と多岐にわたります。工事ミスが重大な事故につながるリスクもあるため、実績のある専門業者に依頼することが大切です。丁寧な見積り説明と工事の流れが把握できる業者を選びましょう。

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